訪問鍼灸とは
主に高齢で通院が困難な方、通院したいが病気や怪我で通院できない方のために、医師の同意があれば健康保険の割合負担により訪問して痛みやお困りの症状を軽減させるサポートを行います。
また、仕事の都合により通院できない方、緩和ケアの必要な方など、自費での訪問も可能です。保険適応の相談もお伺いいたします。
保険適用の場合、手続きはこちらがいたしますので、ご安心ください。
訪問鍼灸の目的
訪問鍼灸はご高齢の方が多いです。過ごしやすい日常生活を送れるように心身の機能の維持、また、ADL(日常生活動作の自立)を向上するサポートを進めてまいります。患者様のADLの自立は日常生活内でのQOLの向上にもつながっていきます。患者様だけではなく介護者の負担の軽減にもつながると考えています。
能力に応じて寝返り、坐位バランス、立位バランス、杖歩行、歩行訓練など段階を追って日常の運動機能の維持・向上に努めます。
また、自営業の方、寝不足などで鍼灸院の往復がしんどい方、緩和ケアの必要で保険適用が待てない方など、自費での訪問も行っております。
訪問鍼灸ご利用皆様の声
- 1週間に1回だった排便が、2、3日に1回になり、便秘が解消されてきている。
- 膝痛で施術を受けた。痛みどめを飲まなくなり、肝臓の数値が正常になった。
- リハビリの前日に訪問してもらうことで、身体が動かしやすくなった。
- ご家族より…訪問の間、ゆっくり休んだり用事ができます。自分も介護疲れに施術してもらって助かります。
- 希望通りの施術で痛みや倦怠感が減った。鍼にもいろいろな種類があるとわかった。
訪問鍼灸のメリット、デメリット
メリット
・施術回数に制限がありません。
・介護保険サービスがいっぱいで、訪問リハビリが受けられなくても健康保険適用の訪問鍼灸なら、1~3割負担で使うことができます。
・痛みや可動域制限の症状を軽減させ、リハビリにつなげる施術を行うことができます。
・リハビリの回数が必要な方には、施術だけでなく機能訓練も行うなどの臨機応変の対応ができます。
・デイサービスに後ろ向きな方にも、訪問することで外的刺激の一環となり、デイやショート利用へとつなげられた例があります。
デメリット
(※介護リハビリと比較して)
・1回訪問施術の時間が短い(約30分)と思われがちです。身体の負担を考え、回数を増やすほうが効果はでてきます。
・健康保険が3割の方は負担が大きいという声もあります。